桂川・相模川流域協議会 シンポジウム 報告



2015年度 相模川・桂川流域協議会シンポジウム 報告


日時:平成27年12月6日(日)   場所:大月市民会館 大ホール
桂川から相模川へ清く豊かに川は流れる
〜森は海の恋人〜


主催:桂川・相模川流域協議会  共催:大月市
後援:環境省 NHK甲府放送局 山梨日日新聞 山梨放送 テレビ山梨
協力:公立大学法人都留文科大学 大月市立大月短期大学

開 催 趣 旨

富士山に降った雨や雪が113kmの旅をして、太平洋の相模湾へと流れ込む桂川・相模川は、流域のあらゆる生命の源であり、流域住民はその清く豊かな流れに守られ繁栄してきました。 しかし、それと共に環境への負荷も増えてきました。
わたしたちの生命と暮らしを根本的に支えているのは、河川を社会的共通基盤とする「流域共同体の充実」であると、確信しています。
下流域の人々が豊かで安心して暮らすには、源流域や上流域の暮らし方や環境政策が大きく影響します。そして太平洋の水蒸気が雲となり再び富士山に雨を運ぶように、下流の豊かさは上流部へと還流される循環型の仕組みづくり (森里川海の循環文明ー>富士山モデル)が求められます。
今回は、その一環として「森は海の恋人」を提唱する畠山重篤氏をお招きしました。流域のこれからに向けて皆様と一緒に考え、行動していきたいと思います。

プログラム

開演

開会のあいさつ 河西悦子(桂川・相模川流域協議会代表幹事)
開催地あいさつ 石井由己 大月市長
来賓あいさつ  中井徳太郎 環境省大臣官房審議官

基調講演
 畠山重篤氏(NPO法人 森は海の恋人理事長)

休憩

分科会
・第1分科会「次世代につなぐ若者たちの活動」
 流域での実践活動と今後の連携
・第2分科会「つなげよう、支えよう」〜私たちの税金の使い方を知ろう〜
環境省の取り組みと水源環境保全税(神奈川県)、森林環境税(山梨県)について
・第3分科会「流域での交流・ふれあい」〜事例から新たな活動〜 豊かな自然環境を育てていくために、私たちができること

アトラクション 薪と音と追分のコラボレーション

閉会あいさつ 倉橋満知子 桂川・相模川流域協議会代表幹事

閉会

基調講演・講師プロフィール
NPO法人 森は海の恋人 理事長 畠山重篤氏 カキ養殖業。1943年中国上海生まれ。京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授。
宮城県気仙沼市唐桑で牡蠣養殖業を営む傍ら、豊かな海を取り戻すために漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人」運動を続ける。また、子どもたちを養殖場へ招き、環境教育のための体験学習を続け、その数は一万人を超える。
受賞歴:1994年 朝日森林文化賞
2000年 第6回環境水俣賞



開会のあいさつ・第2部 みんなで語る桂川・相模川!について、動画でご覧いただくことができます。(YouTube)





















2015年度 桂川源流地域協議会 発足記念シンポジウム 報告



桂川・相模川流域協議会
「2015 桂川源流地域協議会 発足記念シンポジウム」
 報告


第1部 基調講演 安田喜憲 氏 
ふじのくに地球環境史ミュージアム館長 静岡県補佐官
「流域 森里海の循環文明とは」

 現在 立命館大学環太平洋文明研究センター長 
 国際日本文化研究センター名誉教授
 前 東北大学大学院教授

第2部 ゲスト 環境省大臣官房審議官 中井徳太郎氏
 地元の漁業・林業関係者・水質研究者と共に、
 パネルディスカッションを行います

主催:桂川源流地域協議会・桂川東部地域協議会