開 催 趣 旨
富士山に降った雨や雪が113kmの旅をして、太平洋の相模湾へと流れ込む桂川・相模川は、流域のあらゆる生命の源であり、流域住民はその清く豊かな流れに守られ繁栄してきました。
しかし、それと共に環境への負荷も増えてきました。
わたしたちの生命と暮らしを根本的に支えているのは、河川を社会的共通基盤とする「流域共同体の充実」であると、確信しています。
下流域の人々が豊かで安心して暮らすには、源流域や上流域の暮らし方や環境政策が大きく影響します。そして太平洋の水蒸気が雲となり再び富士山に雨を運ぶように、下流の豊かさは上流部へと還流される循環型の仕組みづくり
(森里川海の循環文明ー>富士山モデル)が求められます。
今回は、その一環として「森は海の恋人」を提唱する畠山重篤氏をお招きしました。流域のこれからに向けて皆様と一緒に考え、行動していきたいと思います。
プログラム
開演
開会のあいさつ 河西悦子(桂川・相模川流域協議会代表幹事)
開催地あいさつ 石井由己 大月市長
来賓あいさつ 中井徳太郎 環境省大臣官房審議官
基調講演
畠山重篤氏(NPO法人 森は海の恋人理事長)
休憩
分科会
・第1分科会「次世代につなぐ若者たちの活動」 流域での実践活動と今後の連携
・第2分科会「つなげよう、支えよう」〜私たちの税金の使い方を知ろう〜
環境省の取り組みと水源環境保全税(神奈川県)、森林環境税(山梨県)について
・第3分科会「流域での交流・ふれあい」〜事例から新たな活動〜 豊かな自然環境を育てていくために、私たちができること
アトラクション 薪と音と追分のコラボレーション
閉会あいさつ 倉橋満知子 桂川・相模川流域協議会代表幹事
閉会
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基調講演・講師プロフィール
NPO法人 森は海の恋人 理事長 畠山重篤氏
カキ養殖業。1943年中国上海生まれ。京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授。
宮城県気仙沼市唐桑で牡蠣養殖業を営む傍ら、豊かな海を取り戻すために漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人」運動を続ける。また、子どもたちを養殖場へ招き、環境教育のための体験学習を続け、その数は一万人を超える。
受賞歴:1994年 朝日森林文化賞
2000年 第6回環境水俣賞
開会のあいさつ・第2部 みんなで語る桂川・相模川!について、動画でご覧いただくことができます。(YouTube)
2015年度 桂川源流地域協議会 発足記念シンポジウム 報告
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桂川・相模川流域協議会
「2015 桂川源流地域協議会 発足記念シンポジウム」 報告
第1部 基調講演 安田喜憲 氏
ふじのくに地球環境史ミュージアム館長 静岡県補佐官
「流域 森里海の循環文明とは」
現在 立命館大学環太平洋文明研究センター長
国際日本文化研究センター名誉教授
前 東北大学大学院教授
第2部 ゲスト 環境省大臣官房審議官 中井徳太郎氏
地元の漁業・林業関係者・水質研究者と共に、
パネルディスカッションを行います
主催:桂川源流地域協議会・桂川東部地域協議会 |