2021年度 桂川・相模川流域協議会シンポジウム 報告
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2021年度 相模川・桂川流域協議会シンポジウム 報告

 イベントの報告
第27回 桂川・相模川流域シンポジウム 
森を動かす 〜わたしと森の関係・木を使う暮らし〜 
    
オンライン配信にて開催
日 時 : 2021年12月12日(日)13:00〜16:30
 方 法: 会場・ユニコムプラザさがみはらとオンライン配信による開催
参加者:102名(会場64名、オンライン約38名)
共 催: 相模原市


  ・・・第26回流域シンポジウム趣旨・・・

 桂川・相模川は自然豊かな川であり、多くの動植物が生息し、田畑を潤しさらに多くの人々の飲料水として利用されています。私たちは、このいのちの源である自然の恵み豊かな水を次世代につなげるために、山梨県・神奈川県両県の行政・事業者・市民の連携による様々な活動を行なってきました。
 しかし、川の水質・ゴミ問題、各地で災害を引き起こしている森林荒廃等、水を守るための課題はまだまだ山積みされています。
 そこで今回は、「森を動かす」をテーマとして、桂川・相模川の森林の状況に焦点をあて、次世代へと桂川・相模川の自然の恵みを引き継ぐために、私たちはどのようなことができるのか、考えてみようと思います。

 最近の異常気象による川や森の甚大な災害は私たちの想像を遥かに超えるものです。地球温暖化が叫ばれて久しいこの間、地球危機が現実に迫ってきていることが一人一人の胸に響いていることを確信します。
 戦後、植林された杉、檜が手を付けられず荒れている状況が続いていましたが、各地で税を投入して整備が始まりました。が、まだまだ充分ではありません。また、この先どこまで税で補填されるのでしょうか。
 戦後、植林された杉、檜が手を付けられず荒れている状況が続いていましたが、各地で税を投入して整備が始まりました。が、まだまだ充分ではありません。また、この先どこまで税で補填されるのでしょうか。私たちの暮らしに化石燃料が急速且つ深く入り込んできたことで、生活が豊かになってきたよう錯覚しているよう見えましたが、その分、森は暗く静まり返って植物、動物など生きものの生活も奪ってしましました。森の整備は迅速に行う必要がありますが、大事なことは木を無駄なく使うことです。

                    
シンポジウムプログラム
  主催:桂川・相模川流域協議会
  共催:相模原市 

【基調講演】
〇流域の森林の実態と未来可能性
  東京大学大学院農学生命科学研究科
   教授 蔵治光一郎氏

【事例発表】
〇水源環境保全税による神奈川の取り組み
 神奈川県環境農政局緑政部水源環境保全課
〇やまなしの森林環境税
 山梨県富士・東部林務環境事業所
〇国の森林環境譲与税の流域市町村における活動状況
 市民部会 倉橋満知子氏
〇神奈川県産間伐材の利活用と木材の
    サプライチェーン再構築
  一般社団法人さがみ湖森・モノづくり研究所
   代表理事 淵上美紀子氏

【トークセッション】
〇 森の現状と課題
  北都留森林組合 参事 中田無双氏
          
        
          

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