・・・第26回流域シンポジウム趣旨・・・
桂川・相模川は自然豊かな川であり、多くの動植物が生息し、田畑を潤しさらに多くの人々の飲料水として利用されています。私たちは、このいのちの源である自然の恵み豊かな水を次世代につなげるために、山梨県・神奈川県両県の行政・事業者・市民の連携による様々な活動を行なってきました。
しかし、川の水質・ゴミ問題、各地で災害を引き起こしている森林荒廃等、水を守るための課題はまだまだ山積みされています。
そこで今回は、「森を動かす」をテーマとして、桂川・相模川の森林の状況に焦点をあて、次世代へと桂川・相模川の自然の恵みを引き継ぐために、私たちはどのようなことができるのか、考えてみようと思います。
最近の異常気象による川や森の甚大な災害は私たちの想像を遥かに超えるものです。地球温暖化が叫ばれて久しいこの間、地球危機が現実に迫ってきていることが一人一人の胸に響いていることを確信します。 戦後、植林された杉、檜が手を付けられず荒れている状況が続いていましたが、各地で税を投入して整備が始まりました。が、まだまだ充分ではありません。また、この先どこまで税で補填されるのでしょうか。
戦後、植林された杉、檜が手を付けられず荒れている状況が続いていましたが、各地で税を投入して整備が始まりました。が、まだまだ充分ではありません。また、この先どこまで税で補填されるのでしょうか。私たちの暮らしに化石燃料が急速且つ深く入り込んできたことで、生活が豊かになってきたよう錯覚しているよう見えましたが、その分、森は暗く静まり返って植物、動物など生きものの生活も奪ってしましました。森の整備は迅速に行う必要がありますが、大事なことは木を無駄なく使うことです。
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